フィクションとしてあるために

仕事をけっこう後輩に引き継いだとはいえ、その引き継ぎがぜんぶおわったわけじゃないし、あとぼくが「お人よし」過ぎるせいか、残業時間が前とそんなに変わらない。 はやく帰って子どもと遊んだり、本を読んだり、小説を書いたりしたいのだけどなかなかどう…

「現象」と「印象」は一致しない

東北地方のおおきな地震があったときは 淡路島の実家にちょうどもどっていて、テレビで押し寄せてくる津波の映像を何度か見た後、関空からアメリカにいった。学会だった。会場ではそのとき、きみの家は大丈夫か?みたいなことを、何人かのアメリカ人やら中国…

面白いことをしている人が面白いことの必要性

人格を侵食する「才能」 あんまり好きなことばじゃないけど、いわゆる「才能」というものは世間一般にその実在を共有されているようで、それというのはとても凶暴におもえる。 たとえば文章や音楽といったあるひとをかたちづくるなにかひとつで突出した「才…

アイデンティティーと合理化の暴力

ブログでも雑誌でもなんでもいいのだけれど、文章を書いていると文章じゃなくてその背後の人物像を探ろうとする動きがぼくには気持ち悪くおもえてしまう。じぶんでもやってしまうことがあるけれど、たとえば文章を読んで「このひとは◯◯が好きそうだなあ」と…

日本は危険な状態です。

人間と植物の細胞融合に、世界で初めて成功したそうだ。「進化の謎を解く手がかりに」なるという。 『人間と植物の部分的な細胞融合に世界で初めて成功したと、大阪大学が10月24日に発表した。植物の染色体が、ヒト細胞環境下で維持されることを解明した。ア…

村田青葉という男について

先にこのブログのエントリを読んでください。 演劇ユニットせのび『どこかの国のアリス、あるいはなんとかランドのピーターパン』 - 銘々と実損 村田青葉との出会いは高校の頃です。 まずは文字としてあいつを知りました。 「65回生一人目の応援団幹部!村田…

GOOD MORNING

今日は予定があるので早起き。絶対に目覚めたい朝は、カーテンを開けておく。朝日で目覚める。俺にとって「絶対に起きなくてはならない朝」は年に何回あるんだろう。毎日カーテンを開けておけばちゃんと起きられるじゃない、と思われるかもしれないが、朝日…